lazoアイコン lazo (ラーソ) 事業導線設計デザイナー
小さな事業のヒント

集客の前に、整えるべき3つのこと

7分で読めます
集客の前に、整えるべき3つのこと

「もっと集客しなきゃ」

これは、個人事業主や小規模事業者の方とお話しすると、本当によく聞く言葉です。

SNSの投稿頻度を上げる、広告を出す、新しいツールを試す── みなさん、頑張っています。
本当に、頑張っています。

でも、頑張っているのに、なぜか結果が出ない。
そう感じている方に、ひとつだけ立ち止まってお伝えしたいことがあります。

集客は、整えてから始まります。

今日は、私が「事業導線設計デザイナー」としてサイト制作をしてきた中で見えてきた、
集客の前に整えるべき3つのことについてお話しします。


なぜ「集客の前に、整える」が必要なのか

集客って、「もっと多くの人に届ける」ことだと思われがちです。

確かに、それも一つの側面ではあります。 でも私は、もう少し違う角度から見ています。

集客とは、「届けるべき人に、ちゃんと届く状態をつくること」。

これを聞いて今「はぃはぃ、何回も聞いたし分かってるよ」って皆さん思ったと思います。

ここで大事なのは「ちゃんと届く状態」という部分。

どれだけ広告にお金をかけても、どれだけSNSで頑張っても、受け止める器が整っていなければ、すべて素通りしてしまうんです。

例えば、こんなイメージ。

あなたの事業を、ひとつの「お店」と考えてください。
看板(SNS)を派手にしても、店内(HP)が乱雑だったり、レジ(LP・申込導線)が分かりにくければ、お客様は入っても出て行ってしまいますよね?

これは、努力の問題じゃなく、整え方の問題なんです☝

私は、たくさんの方の事業を見てきて、思うことがあります。

集客がうまくいかない人の多くは、「集客の方法」を間違えているのではなく、集客を始める前の「整え」を飛ばしてしまっていることが多いと感じてます。

では、何を整えればいいのか。 私の経験から、特に大事だと感じている3つのことをお話しします。


整えるべきこと①|自分の言葉

最初に整えてほしいのは、ツールでも、デザインでもなく──自分の言葉です。

「うちの事業の魅力って、なんですか?」 「お客様にどんな価値を届けていますか?」

この問いに、すぐに答えられない方が、実はとても多い。
それは、決して悪いことじゃありません。 日々の業務に追われている中で、自分の事業を言葉にして整理する時間を取るのは、難しいことです。

でも、ここを飛ばすと、何が起きるか。

SNSで何を発信していいか分からない。 HPの文章がぼんやりする。 LPでお客様に響かない。

すべての発信物に、「ブレ」が生まれてしまうんです。

逆に、自分の言葉が整っている方は、強い。 SNSもHPもLPも、すべてが一本の軸で語れる。 お客様にも、ちゃんと「この人だ」と伝わる。

私はサイト制作で、お客様の言葉を「ヒアリング」するのではなく、お客様の中にすでにある言葉を「素材から汲み取る」というスタンスを大切にしています。

それは、自分でうまく言葉にできない方でも、対話の中から必ずそのお客様だけの言葉が見つかるからです。

※「文章にする」より前の「整える」段階の話を、こちらでも書いています。 →「文章が書けない」事業者でも、伝わるサイトをつくる方法


整えるべきこと②|お客様の旅

2つ目に整えてほしいのは、お客様の旅です。

「お客様の旅」と言うと、少し大げさに聞こえるかもしれません。 でも、これがいま、たくさんの小規模事業者がつまずいているところなんです。

お客様は、突然「申し込み」をしてくれるわけじゃありません。

まず、どこかであなたを知って(出会い)、 興味を持って詳しく調べて(信頼の確認)、 「この人にお願いしよう」と決めて(決断)、 申し込みをしてくれる。

この一本の流れを、ちゃんと設計できているかどうか。

ここがブレていると、いくらSNSを頑張っても、申し込みにつながらない。 いくら広告を打っても、効果が出ない。

例えば、SNSは「出会いの場」、HPは「信頼を確認される場」、LPは「決めてもらう場」と、それぞれ役割が違います。

でも、それぞれを単体で見るのではなく、「お客様がどう旅をするか」から逆算して設計する。

これが、本当に大事です。

「全部一気に揃えなきゃ」と焦る必要はありません。 むしろ、自分の事業の段階に合わせて、何から始めるかを選ぶ方が、ずっと結果につながります。

※SNS・HP・LPそれぞれの役割と、どこから始めるかの考え方は、こちらに整理しています。 →SNS・HP・LP、結局どれから始めるべきか


整えるべきこと③|ご縁の場所

3つ目に整えてほしいのは、ご縁の場所です。

少し抽象的な言葉ですが、大事な話をします。

いま、多くの小規模事業者が、SNSに頼りすぎています。 SNSは素晴らしいツールですが、構造的に「流れる」場所です。 投稿は時間とともに下に消え、アルゴリズムに左右され、プラットフォームの仕様変更で揺らぐ。

つまり、SNSは「出会い」を作る場所としては優秀でも、「ご縁を育てる」場所としては足りないんです。

だから、必要なんです。 「ご縁が巡る場所」が。

それは、自分のホームページかもしれません。 公式LINEかもしれません。 自分が運営するメディアかもしれません。

形は何でもいい。 ただ、SNSに依存しない、自分の場所を持つこと。

その場所では、アルゴリズムに振り回されず、自分の言葉で、自分のペースで、お客様とご縁を育てていける。

私が18店舗の運営や立ち上げに関わってきた中で見てきたのは── 続く事業者の方は、必ず「自分の場所」を持っていたということです。

SNSだけで集客するのではなく、ご縁を育てる場所を、ちゃんと持っている。 それが、長期的な事業の安定につながっていました。

※「ご縁が巡る場所」がなぜ今の時代に必要なのか、もう少し深く書いています。 →SNSの先にあるもの ─ なぜlazoは「ご縁が巡る場所」をつくるのか


3つを整えると、集客は「自然と」動き出す

ここまで読んでくださって、もしかしたら気づいた方もいるかもしれません。

3つの「整える」は、それぞれ独立しているようで、全部つながっています。

①自分の言葉が整うと、②お客様の旅も自然に見えてくる。 ②お客様の旅が見えると、③ご縁の場所をどこに置くかも分かる。 ③ご縁の場所が定まると、①自分の言葉もより磨かれていく。

そして、この3つが整ったとき── 集客は、不思議と「自然と動き出す」んです。

SNSの投稿に芯が生まれる。 HPでお問い合わせが増える。 LPからの申し込みがつながる。 紹介が、紹介を生む。

これは、「魔法」ではありません。 整えるべきことを、ちゃんと順番に整えた結果です。

私が自分の仕事を「事業導線設計デザイナー」と呼んでいるのは、まさにこの「整える」を、お客様と一緒にやっていきたいから。

単に「サイトを作る」のではなく、自分の言葉・お客様の旅・ご縁の場所を、一本につないで設計する。 それが、私のやっている仕事です。


まとめ:「集客」より前に、立ち止まる勇気

集客がうまくいかないとき、人は「もっと頑張らなきゃ」と思いがちです。

でも、本当に必要なのは、もっと頑張ることではなく、一度立ち止まって整えることかもしれません。

集客は、整った先に、自然と動き始めます。

もし、自分一人で整理するのが難しいと感じたら── それは「事業導線設計」を一緒にやっていく、ちょうどいいタイミングかもしれません。

「うちの場合、何から整えればいい?」 そんなご相談から、もちろん大丈夫です。

公式LINEで、まずは話を聞かせてください😊

← Journal 一覧へ戻る